![]() |
![]() |
■■印鑑についてのQ&A ■■
Q13:古印体(古印体)とはどのような文字ですか?
Q14:さぐり(印鑑の前後のしるし)について
Q1:実印と銀行印、認印の用途の違いは?
A1
実印は
市区町村に印鑑登録が印鑑登録がしてある印のことで「印鑑証明書」の 取れる印のことです。 法律的や社会的に重要な場合に使用します。
男性は15_・16.5_女性は13・5_・15_の円形が多く使用 されています。
本人特定や昨今の社会情勢を考え姓名の篆刻をお勧めします。
銀行印は
実印の次に大事なハンコになります。社会的には銀行印と言う特定の物は ありませんが、三文判と呼ばれる既製品等(機械彫りされたハンコ)は、
事故が起きた場合に特に危険ですので銀行の預金や財産管理などだけの 専用に使用する印鑑として必要になります。
姓のハンコを使用される方がほとんどですが、実印と同じ理由ですが姓名で 篆刻されることをお勧めします。
サイズは実印とサイズ・素材また書体を変えて作られることをお勧めします。
認印は
会社では決裁・承認に使い、家庭では書留・小包・宅配便等の受け証として 使います。
会社での決裁に使う場合は、上司よりやや小さいほうが賢明かもしれません。
Q2:法人印の種類は?
A2:法人で使用する印鑑には、「法人実印・銀行印」、「法人社印(角印)」、「法人割印」がございます。
Q3:法人実印・銀行印とは?
A3:法人は代表印を法人設立登記申請時に法務局に登録しなければなりません。
印鑑証明書が発行されるのも、個人と同じですが申請場所は法務局になります。
会社代表印は全従業員の運命をも左右することがありますので、特に吟味され 納得され選ばれることをお勧め致します。
法人銀行印に付いては、代表印と併用される方がまれにいらっしゃいますが、 破損・盗難等にあった場合には、
一度に二つの大切な印鑑を無くすばかりでなく 信用をも無くす事に成りかねませんので、必ずや分けられることを切望いたします 。
Q4:法人社印(角印と)は?
A4:会社を象徴するのが社印と言われます。
契約書・請求書・納品書・保証書等には、その書面を発行したことを証するために会社の印鑑を押捺しています。
Q5:法人割印とは?
A5:別名を契印と言います。2枚の書類にまたがって捺印しますので楕円形に作ります。
Q6:個人の印鑑は何故○形なの?角ではいけないの?
A6:江戸時代なかばに印鑑を名主に届け出でする際に、丸型の印は角型の印に比べ 一段低いとされていました。
官印(角型)が位の高い印で、へりくだる形が とられたため丸形になったと言われています。
それが現代まで引き継がれてきた 物と考えられています。 当店では大半が丸型の印を受注いたしますが、
角型も少数ですがお作りしており ます。印影に重みがありお勧めの逸品です。
Q7:良い印鑑の条件とは?
A7:実印には氏名を入れ、書体は端正な篆書体をお勧めいたします。
また極端に文字を 崩さず基本に忠実な形が良いと思います。
また銀行印にも氏名を入れて作られた方が トラブルの防止になります。
認印は使用頻度が高くなりますので、わかりやすくまた読みやすい隷書体や古印体が 良いと思います。
材料は高価で本当の良品は品不足ですが、強度・粘り具合・彫刻の仕上りからも象牙を お勧めします。
水牛材も良質のものであれば何ら問題がありませんが、素材の性質を 理解されて手入れをしていただければよろしいと思います。
Q8:書体の種類は?
A8:篆書(テンショ)、隷書(レイショ)、楷書(カイショ)、草書(ソウショ)、古印体(古印体)の5種類がございます。
Q9:篆書(テンショ)とはどのような文字ですか?
A9:亀の甲や骨に占いのために原始の文字を刻んでいた文字が進化し、
紙のない時代に石などに彫刻するための文字として生まれましたが、 各地方で雑多であったために、
万里の長城を築いた秦の始皇帝が、 統一して出来あがりました。 彫刻用の文字ですので印刻には特に適しています。
パスポートの「日本国・旅券」やお札の「総裁の印」の文字に 使われています。
Q10:隷書(レイショ)とはどのような文字ですか?
A10:篆書が彫刻用の文字で、筆書きに適さないために生まれたのが隷書です。
特徴は横の線が弦のようにしなっていることと、書き出しが下方から始まり 線の止めが少し上向きになっています。
Q11: 楷書(カイショ)とはどのような文字ですか?
A11:文字の形が四角の中におさまり、格調高い文字ですがその反面非常にまとめ づらい文字と言えます。
特にハンコの中に収める場合には、機械ですと線に 表情がなくなってしまいます。
手書き手彫りの場合には、全体のバランスを 鑑みながらお作りしますので、上品な印が出来あがります。
Q12:草書(ソウショ)とはどのような文字ですか?
A12:楷書より行書また草書と書体が柔らかくなる反面わかりずらくなります 。
筆の流れを彫刻で表現するのは非常に技術の入る文字ですが、線の強弱を 表現できる美しい文字です。
Q13:古印体(古印体)とはどのような文字ですか?
A13:既製の認印にも使われている文字ですが、何々に始まり何々に終わる たとえのごとく
印章人にとっては非常に奥の深い文字と言えます。
また、手書き手彫りされた物は、字画線が腐食状になることで、微妙に 太さが違うなどで個性豊な文字にすることが出来ます。
そうすることで 偽造も難しく、読みやすいためトラブルの少ない文字と言えます。
Q14:さぐり(印鑑の前後のしるし)について
A14:業界ではアタリ・丹と呼ばれますが機械で丹を入れていると思われがちですが、
私ども では全て職人が手作りで仕上げた物を使っております。
他のインターネットのハンコ屋 さんのほとんどがしるしの何もない物を使われているようですが、
良材に丹を入れるの が古くから伝えられておりますので、今回は一部の商品を除いて丹入りを採用致しまし た。
何もないものではんこの前後を確認して押す際に間を取るからむやみやたらに捺印 せず慎重になると言う説がありますが、
卓越した職人の技を優先させていただきました。